ひまわり 38

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「イジメなんかねえけど、とにかく俺は、お前らみたいやりたいように人生楽しく生きてきました、みたいな人種とは違うんで」
「ああ、そう、そんな、お前、えらいわけ?」
 今度は将清の言葉に棘があった。
「勝手にどうとでもとれば? もう、放っとけよ!」
 優作は将清を睨みつけると、走り出した。
 さすがに追ってはこない。
 もう、いい加減、声なんかかけてこないだろう。
 ほんとに、ほっといてくれ。
 俺はバイトと授業とで手一杯なんだ。
 今日だって、一限目、出られなかった。
 一コマでも落としたくないのに。
 まあ、結局は自分のせいなんだけどな。
 ビールってわかってて飲んだし。
 いや、ビールより強い酒だったみたいだが。
 結局は、あいつらにホイホイついて行った俺が悪いんだ。

 


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