ひまわり 74

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 お前も俺と同じ気持ちでいると……。
 初めて出会った時から何故か目が離せなかった。
ことごとく俺に対抗意識を燃やして突っ走るあいつが好きで。
お前もそうなのじゃないかとか全て俺の思い込みだった?
「どうしたよ、黙り込んじまって。若干肩も落ちてるぞ? イロオトコが台無しじゃねーか」
「何がイロオトコだ」
「またまた、会社の受付嬢からしてモテまくりで、社長の娘と婚約したんだって? さすが将清」
 元気は将清の前に香りのよいコーヒーを置いた。
「どっからそんなデマしいれてきたんだ?!」
 ちょっと声高に将清は元気を睨み付ける。
「どっからって、会社の女の子らのもっぱらの噂だってな」
「優作が言ったのか?」
 確かにそんな噂を耳にしたこともあったが。
「社長の娘の利奈とは子供の頃からの知り合いなんだよ。オヤジと社長が友達で、よく利奈の彼氏の品定めさせられたくらいで。今の相手がフィアンセだぞ」
 将清は声を荒げた。
「へえ、だったら、それ優作に話して誤解を解いた方がよくね? お前への当てつけに見合いで結婚なんか決めちまう前に」
 すると将清はガタンと音を立てて立ち上がる。
「っと、どうしたんだ?」

 


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