キスは次第に深く淫猥になり、千雪から力が奪われ息が上がる。
千雪の足を割った京助の膝がさっきからいたずらに千雪の中心を刺激する。
「……やっ!」
するりと京助の指がスエットの中に入ってくる。
「こっちは嫌なんて言ってねぇみてぇだぜ?」
「エロ親父なセリフはくな!」
散々京助を覚えさせられた身体があまりに容易く反応するのが、千雪は悔しい。
悔しいがどうしようもなくすぐに追い上げられてしまう。
そうなるともう京助の操るまま泣かせられるばかりだ。
「何か今夜の肌、ピンク色でやけに色っぽいぜ、千雪ちゃん」
「……ざけんな……っあっ!!」
裸にした千雪を十分愉しんでから、京助はスキンをつけて身体を繋ぐ。
しばらく京助は千雪の身体を悦ばせて喘がせることに夢中になっていたが、十日ぶりの千雪は京助をひどく煽る。
「クッソ……やっぱ、十日は長過ぎ……」
千雪の中で自身はすぐに弾け、ベッドに千雪ごと倒れ込んだ。
「重い……京助……ええ加減、抜け……」
千雪はようやく声を絞り出した。
「お前ン中、居心地よすぎて出られねんだよ」
「アホ言うてんな………っ! でかくすな!」
「仕方ねぇだろ、お前の声に反応しちまうんだから」
「どあほっ!! 反応すな! こらっ! っ!!!」
翌朝、東京は薄らと雪化粧して、ひと時全てを美しく覆った。
-おわりー