好きだから 108

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 沢村が気づいたとは思わなかったが、佐々木は早くこの会場から出てしまった方がいいような気がしで足を速めた。
 佐々木の後に続きながら何気なく特設ステージを振り返った稔は、選手の一人ががこっちを睨みつけているような気がして、何だ? と思う。
 沢村、だよな? あれ。
 訝し気に稔がじっと見たせいか、向こうがベンチへと入ってしまった。
 何だ?
 稔は首を傾げたが、さほど気に留めることもなかった。

 


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