Tea Time 27

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『いや、俺はタケさんと奈央先生は単なる出版社つながりだろうと…………………………でも長谷川さんの従兄弟のタケさんが、勝浩の研究会って、また随分な偶然ですよね~』
 武人は思わずため息を吐いた。
 これはどこまで話したものだろうかと。
「なあ、最近、勝っちゃんと会った?」
『いや、今月に入ってからは電話しただけで……』
「その時、勝っちゃんのようすどうだった?」
『別に、ゼミ合宿から戻ったばっかで疲れてるとか言ってたけど、勝浩のヤツどうかしたんですか?』
「うーーーーーーん……………な~んかさ、ゼミ合宿の時、俺も電話で話しただけなんだけど、勝っちゃん、気になるんだよな~」
 見限るのは幸也さんのほうですよ、確かにそんなことを口にした。
『はっきり言ってくださいよ、勝浩と長谷川さん、何かあったんっすか?』
「おや、ナナちゃん、その口ぶりからすると勝っちゃんのこと何か知ってる?」
『いや……あいつは何も言わないんだけど………高校の時、ちょっとその………』
「ふーん、勝っちゃんが実は幸也のこと好きだったとか?」
『何で知ってるんですか?!』
 怒ったように七海が問いただす。
「白状させたのさ、このタケちゃんにかかったらちょろいもんよ」
『あいつは真面目なんですから、茶化さないでください。でも相手が悪いっすよ、あの長谷川さんじゃ、遊び人だし、何よりあの人、志央さんのこと好きだったんだ』
「まあ、志央がお前に話してないってのは、そこいら辺の事情もあるんだろうけど、幸也が志央ってのはもう過去のこと。従兄弟の俺が勝っちゃんの研究会にいるなんて偶然じゃないのよ、これが」

 


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