■青山プロダクションの広瀬良太は、入社以来、ああしろこうしろとこき使われてきた社長の工藤高広とは一応、付き合っていることは社内でも公認だ。だが工藤のことを刷り込みしたひよこのように好きな良太としては、工藤が自分に本気とは思えないでいる。秘書兼運転手兼プロデューサーとして日々東奔西走する良太だが、ある日青山プロダクションを標的にした根も葉もない噂がマスコミを賑わせ、さらにドラマに出演予定だった若手俳優が怪我のため降板する事態に。しかもドラマと並行して同じ俳優で進行していたCMの撮影が間近に迫っている。そこで代理店の藤堂が、良太ならちょうど降板した俳優と雰囲気が似ているということで代役にしようと言い出した。工藤は「こいつに商品価値はない」と一刀両断した。ところがそれを聞いた良太は、工藤からまるで自分の存在理由を全否定されたような気がして、「俺、やります」と真っ向から言い返した。やっちまったと思った時は後の祭りで、良太は不機嫌を隠しもしない工藤とともに撮影のために空路イタリアに飛ぶことになった。 -良太が入社して2年目頃のエピソードです
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