「ああ、うちのコースケちゃんと達也と三浦、それにコースケちゃんの前の会社の人とか、某バンドのメンバーとか、気の知れた仲間のホームパーティだから、何も心配することはないよ。ただね~きれいどころが今回都合つかないみたいでね~、さっきの美人さん、来てくんないかな~」
難しそうな顔で藤堂が唸る。
「そうですね、あの人は無理にしても、じゃあ、俺もちょっと声かけてみますよ」
良太は千雪のことが気になって仕方ないらしい藤堂を無視して、きっぱりと言った。
「いやいや良太ちゃんさえ来てくれれば百人力だから、大丈夫! 藤堂サンタもハリアイがあるってもん」
「え、サンタになるの? 藤堂さん」
「プレゼント、楽しみにしてなね! それでは、そろそろ挨拶回りに行かなけりゃ」
プレゼントか…
そういや、俺から工藤にって、プレゼントなんかしたことないよな?
きっと工藤はああみえて日本的な男だから、プレゼントだの何だのちゃらちゃらしたことは嫌いなのだろう。
でも、昔はどうだったのかな。
亡くなったちゆきさんと付き合ってた時とか。
工藤だって若かった頃はあったわけで。
恋人になら、イブにプレゼントなんてやってたかも。
まあ、自分と工藤でロマンチックなものなんか求めようというのが無理というものだ。
昔のことを持ち出す意味はないことはわかっているのだが、きっとそんな風に工藤に愛されたのだろう大学時代の恋人ちゆきがちょっぴり羨ましかったりする良太だった。
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