学生時代なんて仲間たちとも騒ぎたいばかりなのは、自分でも経験済みだ。
悠のことを心配して、いつか藤堂に食って掛かったように、高津はいい友人なのだろう。
アパートを追い出された悠に宿を提供していた悦子にしても。
だが、高津が悠と仲良くツリーなんか飾っているのをみて、つい、「俺の悠にさわるな!」とでも喚きそうになった。
高津が彼女に振られたと、悠が言っていたのも気にかかる。
藤堂義行、三十四歳。
つきあったコに散々振られ続け、ここにきてようやく可愛い恋人を得たと思ったのに。
一回りちょっとも違う恋人は、やはり自分の手には余るのだろうか。
ましてや相手は男の子だし。
いくら振られ慣れているとはいえ、今回、悠のことは大マジなだけに、もし振られたらちょっときついかもしれない。
だが、悠が俺の手を離れたいというのなら、快く離してやらねばなるまい。
サンタはやっぱプレゼントをやらなくちゃいけないのだろう。
まあ、いずれ、そんな時がきたら、の話だ。
藤堂は自分に言い聞かせた。
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