銀河の啓子はのぞいても。
心の中で悠は愚痴る。
女性ばかりではない、むしろ小林の美貌は群を抜いている。
何だよ、あいつとひそひそしやがって、藤堂のやつ。
ちら、と見ると、小林はアスカやさやかの連れてきたフランス人のジルだかパスカルだかと話している。
隣にいる良太も時々うなずいたりしている。
おそらくフランス語だろう。
「ちぇ、なーんだよ、これみよがしに」
悠はグラスのシャンパンを一気に空けると、手近にあったシャンパンボトルを掴んで並々と注ぐ。
ぐちぐち言っていた割に、高津と悦子はちゃっかり小笠原と一緒に、女の子たちと笑いあっている。
啓子と藤堂、浩輔、それに三浦は何やら仕事の話をしているらしい。
悠は益々面白くなくて、グラスの中のシャンパンをぐいっと飲み干し、またボトルに手をかける。
なんだか、一人だけ取り残されたみたいだ。
ふと目を上げると、早々にご飯をもらって自分のベッドに落ち着いているアイちゃんと目があう。
アイちゃんが、どうしたの? という風に小首を傾げる。
それをみて、悠は思わず微笑んだ。
ここに一人? 仲間がいたっけ。
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