みんなはっぴぃ 32

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  ACT 8

 
 お開きの前には恒例の藤堂サンタの登場となった。
「さあ、よいこのみんなに、プレゼントがあるからね。ちゃんと一列に並ぶんだよ」
「はああーい!」
 きゃあきゃあ、ぎゃあぎゃあいいつつも、童心に帰った面々は素直に並んで、サンタクロースが持っている白い大きな袋の中からプレゼントをもらう。
 飛び入り参加したアスカや小笠原も、テニスのラケットやゴルフのパターなどをもらって喜んでいる。
 直子は大きなテディベアを抱えてニコニコ。
 最新型タブレットをもらった小林は、ちょっと戸惑い気味だ。
「ちょうど欲しい思うとったけど、俺、いきなりきてこんなんもろてええん?」
「藤堂さん、プレゼントするのが好きなんですよ、だから喜んでもらった方が嬉しいんだと思いますよ」
 浩輔が小林にこそっとささやいた。
 やがて、サンタに手を振りつつ、迎えに来たマネージャー真中に急かされて小笠原が帰ると、みんなそれぞれプレゼントを抱えて嬉しげな顔で帰っていく。
「アスカさん、帰りどうする?」
 心配した良太が聞いた。
「今日は家に行くの。パパに迎えにきてもらうから平気」
 間もなく父親の車が着いたらしく、「メリークリスマス!」と手を振りながらアスカが帰った。
「良太、ほな、俺も迎えきてもらうから、送っていくわ」
 良太に小林が声をかけた。

 


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