Born to be my baby-デレクとルカ45

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 車はガードレールにぶつかってかろうじて停まった。
 後ろから来た車は彼らを追い越した。
 車から飛び出したデレクが銃を放ったが、後ろからやってくる何の関係もない車を巻き込むわけにもいかず、黒のSUVはすぐに見えなくなった。
「くそっ! 腕がバカになってる。デレク、追え! ヘリもやつらを追ってるはずだ。俺はここで助っ人を呼ぶ」
 ネイサンが車を降りると、デレクは頷いて車に飛び乗った。
「ワリィ、連絡入れる!」
「早く行け!」
 デレクはその声を後にしてアクセルをぐんと踏んだ。
 デレクの頭の上をCIRUのヘリコプターが追い抜いて行った。
「デレク! チャーター便はおとりだった。遅れてきた一人が格安でシュツットガルトまで飛べるからと数人がDr.Cらに似せた格好をさせられて乗り込んだらしい。ごく普通のドイツ人らだ」
 ハンドルを握るデレクにドランの声が語った。
「それでその人たちは?」
「全員死亡。爆破された機の処理で、空港は大わらわだ。すぐにネイサンを迎えに行かせた。お前はとにかく、彼らを追え。ヘリからも連絡が入るはずだ」
「COPY」
 ったく、殺しても飽き足りないやつらだ。
 関係のない市民を巻き込みやがって!
「黒のSUV二台、確認した。A42からA10を経由して、国境を越える可能性がある」
 ヘリコプターから連絡が入った。
 デレクはスピードを上げた。

 


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