ACT 6
「幼稚園が小学校に戻った気分」
「こんなの久しぶりって感じ」
女の子たちが楽しそうに話している。
さやかは小林に興味を持ったようで、しきりと話しかけてくる。
「良太の友達です」
「あらそ? モデルさんかしら?」
「いえ、物書きです」
「まあ。もったいない」
その時、インターホンが鳴った。
リビングから戻ってきた悠が応対すると、「間に合った? 早く開けて」と、画面の中の女が喚く。
「誰だ? あんた」
悠はつっけんどんに聞き返した。
予定していたメンバーはもうみんな来ているはずだ。
「げ、アスカさん!」
聞き覚えのある声に、良太が声を上げる。
「え? アスカさん? 悠ちゃん、開けてやって」
藤堂が悠を促した。
眉をひそめつつ、悠はロックを解除する。
「なあに? 誰よ、さっきの! 良太、あたしがくるって言ってくれてなかったの?」
現れるなり、良太にくってかかる。
「ごめん、だって、沖縄ロケは?」
「昨日で終わったのよ。さっき着いたから、間に合うと思って飛んできたのに」
「悪い悪い、アスカさん、美女は何人でも大歓迎だよ」
「メリークリスマス! 藤堂さん」
アスカは藤堂に抱きついた。
それを目の当たりにした悠は固まってしまう。
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