サンタもたまには恋をする 63

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 ベッドに降ろして毛布をかけようとした藤堂の手に急に悠の指が絡む。
「……やだ…いっちゃ…藤堂……」
 濡れた唇、シャツから覗く肌の白さ、極めつけは潤んだ瞳がついに藤堂の理性を鷲掴みにしてしまった。
 気づくと悠の身体をベッドに縫い付けるようにしてその唇を貪っていた。
 ようやく、唇を離して息を吐くと、一瞬、悠の意識が正常に戻る。
 二人の視線が危うく絡み合う。
 藤堂は悠の身体を抱きしめずにはいられない。
「何すんだよ! 離せよぉ!」
 悠は藤堂の腕の中で暴れるが、藤堂はその唇を再び塞ぐ。
「抵抗するとよけいそそられるってな……お前、知っててやってるのか?」
 ダメだ、悠を離してやれ! 少しばかり残っている理性が頭の中で牽制する。
 だが、せりあがってくるような情動にかられて、藤堂は悠の瞼や頬にキスを落とした。
 はるか……
 低く呼ばれ、からだ中がぞくぞくするほどの滾りを覚えた途端、悠はさらに唇を捕らえられる。
 口づけの熱さに翻弄され、はあっ…ともがきながら息を吐いた悠のシャツを藤堂は脱がせてしまう。
 痩せてはいるが骨張った白い肩はやはり女の子とは違う。
 だがそんなことはもうブレーキともならず、しなやかな手ごたえに、藤堂はその首筋に唇を埋めた。
「……あ……んっ」
 長い睫が震え、いつぞや絵の具を拭おうとして触れた唇は紅く色づいている。
「……悠ちゃん」
 耳元で藤堂の声が囁き、あちこちに柔らかな口づけを落とされて、悠の身体が急激に熱を帯びる。
 そのうちにも藤堂の指は悠の中心を捉えていた。
「あ…やっ……触ん……な……っ……」
 ふと目をあけると、いつものおちゃらけた藤堂はそこにはおらず、悠の反応を楽しむ余裕の表情があった。

 


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