「やじゃないだろ…」
チクショー、やっぱ手馴れてやがる……
悠は藤堂が操る魔法のような愛撫のひとつひとつを享受して若い魚のようなはねる。
あっさり追い上げられ、悠は自分を翻弄している男にしがみついた。
藤堂はいくつもの優しいキスをあちこちにほどこしながら力ない身体をくるりと伏せた。
「あっ………やだっ!……入れんな、おっさんっ! ……でかっ……やっ……!!」
「実況ありがとう」
「……ざけんなっ!…」
「大丈夫、オイルがあったから痛くないよ…」
「……うっそつけっ! ……あっ…あっ!」
唐突な痛みに一瞬悠の身体が覚醒する。
あまりな圧迫感に悠は息を呑んだ。
藤堂は逃れようとする悠の手を掴み、動きを封じ込める。
「よしよし、いい子だ……」
あやすように藤堂はゆっくりと悠の身体から強張りをとこうとするが、もはや自分を止めることはできなくなっていた。
漠然と自分の中で動く藤堂が怖くて、ポロポロと涙を零しながら、それでも時折強烈な刺激に襲われ、悠の唇から零れる吐息が次第に甘くなる。
「……あっ……藤……堂…っ!! あ…」
揺さぶられ、悠は泣きながら、何が何だかわからないまま言葉にならない声をあげ、ジェットコースターのようにからだごと藤堂の手の中に堕ちていく。
「………悠、可愛い……」
堪え切れず、手加減することも忘れて藤堂は悠の身体を蹂躙した。
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