「あんただって疲れてるくせに!」
酒を飲むときっと流される気がしていた良太は多少の抵抗を試みるのだが。
「だからリラックスしないとだろ」
そんなことを言いながら、工藤はちゃっちゃか良太のスウエットを脱がす。
「何がリラックスだよ!」
「お前、オバサン、オバサン言ってると、実際目の前に来た時、オバサン、言っちまうぞ」
ニヤニヤ笑いながら工藤は良太を軽く裸に剥いている。
「え、やめろよ、怖いこと言うの、ほんとに言っちゃったらどうすんだよ!」
意識をちょっとそっちの方に向けているうちに、工藤に唇を塞がれた。
その間に工藤の手はいやらしく良太の身体を這っている。
どうにもオヤジのエロに負けそうになるのを必死で堪えようとするのだが、工藤の舌が胸の突起にぬるりと掠めた途端、「…ひ…あっ」と良太は甲高い声をあげ、ゆるゆるとした快感が広がって身体がバターのように溶けだした。
「こっちはとっくにその気になってるじゃないか」
ひょいと工藤の手は良太の下肢に伸びていじりまわす。
途端刺激の強さに良太の全身が総毛立つと思うや弾けてしまった。
「やっ……エロオヤジ!」
「そのエロオヤジが好きなくせ……」
「うるさいうるさい!」
とか良太が喚いているうちに、工藤は舌と指で身悶えする良太をあちこち玩ぶ。
「……ん…あっ、やっ!」
裏返されても良太にはもう抗うつもりもなく、今度は後ろを妙にしつこく弄られて幾度も切れ切れな悲鳴を上げた。
さあもういつでもどうぞとでもいうように仕上がった良太の中に工藤は腰を入れた。
奥を突かれて掻きまわされると、良太は狂いそうな程の気持ちよさにただ熱い吐息を吐き出した。
そのうち身体の奥で工藤の熱が一層高くなったのを感じた後、ゆっくりと意識が薄れていく。
こんなエロオヤジに抱きしめられるのが好きなんだからしょうがないじゃん。
良太の頭からはとっくに明日の重要な仕事やオバサンの顔は吹っ飛んでいた。
ぬくぬくした眠りから抜け出したくないなとばかり、毛布にくるまっていた良太だが、ボソボソとした話し声に、徐々に頭が覚醒されていく。
半分覚醒したところで、良太ははたと身体を起こした。
工藤はバスローブのまま、三十分ほど電話をしていた。
そのようすを良太はぼんやり見ていたが、あとの半分が一気に覚醒し、ベッドサイドの時計に目をやると、既に九時を過ぎている。
慌ててバスルームに飛び込んだ良太は熱いシャワーを頭から被り、ドライヤーでガシガシと濡れた髪を乾かすと、バスタオルを腰に巻いてベッドに戻り、そそくさとベッドに散らばっているスウエットの上下を着ると、工藤の部屋を飛び出して隣の自分の部屋のドアを開けた。
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