「その岸賢次郎がどうかした?」
こっちもさすがに鋭い秋山だ。
良太がなぜそんな男の話を持ち出したのか気になったのだろう。
「いや、芽久さんの噂でちょっと小耳に挟んだので」
何かあるんだろう、という目で秋山は良太を睨んだが、良太はあえてそらした。
おそらく事を荒立てないよう工藤は内々に自分で方をつけるつもりに違いない。
多分、芽久のことも考えて公にはしないつもりなのだろうが、下手なスキャンダルが表沙汰になればドラマにも差しさわりがあると考えたに違いない。
「でもまたやばいことになったらどうすんだよ」
いろいろああでもないこうでもないとしばらく考え続けた良太は小田に相談する決心をした。
工藤に知れたら勝手なことをするなと怒るだろうけど。
back next top Novels
にほんブログ村
いつもありがとうございます
