空は遠く77 back next top Novels 「あっちだってギブアンドテイク、わかっててつき合ってんだろ」 「女の本心ってのはな、力くんに振り向いてもらいてぇに決まってっだろうが」 「フン、知るかよ」 イライラと言い返した力の前で、テーブルの上の携帯がまた鳴った。 「啓太、どした?」 『ち、力! 東が…東が』 力はいきなり立ち上がった。 「どこだ?!」 力は場所を聞き出すと、学ランのままヘルメットを掴んで店を飛び出し、外に停めてあったバイクを雨の中へと走らせた。 back next top Novels