「プロスポーツ選手だって、人気やファンあってこそだろうが! プレゼント云々は置いといても、忙しいんでレターも全部は読めないがいつもありがとうございます、くらいは言えるだろう! 少なくとも嘘八百じゃない!」
すると、沢村は、あーあ、と前おいて、
「直球良太も、業界の波にのまれて、心も歪んできちまったかあ」
「このやろ! そんなの社会常識っつうもんだろうが! 直球はわかってるやつだけでいいんだよ!」
とはいうものの、時々、面倒な相手に直球でものを言ったがためにことを荒げてしまうなんてこともやらかしている良太なのだが。
くだらないことをしばし話してから、沢村は電話を切った。
まあ、佐々木との間に波風がたったとかじゃないらしいから、よしとするか。
「沢村、ほんっと、あいつ、お友達いないんだな、俺にわざわざ電話してくるとか」
まあ、あの性格じゃな。
そういえば、沢村、佐々木さんの土地買ってそこにうち建てるとか言ってたけど、結局どうなったんだろう。
まだ佐々木さんに言ってないのか。
いずれにしても先のことになるだろうけど。
佐々木さんと沢村、このままうまくいけばいいよな。
「また沢村に泣きついてこられたって、こっちが困るんだよっ!」
羨ましさ半分で、良太は思わず喚いた。
するとそれを聞きつけたナータンが何ごとかと思ったのか、ナーンとないた。
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