
◆青山プロダクション社長で敏腕プロデューサー、昭和なオヤジ工藤と、部下で秘書兼プロデューサー元野球少年で直球な良太のすったもんだラブ♥。京助と千雪、藤堂や佐々木ともリンク。登場人物は下にあります。
※数字はエピソードの順番です。若干変更があります
■夢見月(工藤×良太54)
「月澄む空に」「何となくクリスマス」「バレンタインデー、良太走る」の後、になります。(工藤×良太54)
相変わらず担当する番組の撮影や打ち合わせに東奔西走する良太だが、4月からのニューヨーク研修を控え、次第に東京を離れる、工藤と離れることが一抹の不安材料となっていた。そんな矢先、青山プロダクション所属の看板俳優のひとり中川アスカが出演していたドラマの共演者とのスキャンダルに見舞われる。相手はアラフォーの妻帯者で人気俳優だったため、不倫騒動が情報番組やSNSで拡散され、全く身に覚えのないアスカは怒り心頭だ。しかも内定している東洋商事の広報プロジェクトにも影響が及ぶ可能性があり、良太は頭を抱えることに……R18。
■月澄む空に(工藤×良太51)
「Summer Break」の後、「何となくクリスマス」の前になります。
相変わらず互いに忙しい日々を送る工藤と良太だが、大御所俳優山内ひとみと今人気急上昇中の天野右京をレギュラーに迎えての来年早々放映予定のドラマ『検事六条渉』の撮影が始まり、ドキュメンタリー番組やスポーツ番組にも関わっている良太は段々工藤の領域に近くなってきたのではないかと思ってぞっとしている。そんな時出番は多くないが準レギュラーとして出演する小宮山の怪しげな行動に気づいた天野から状況を聞いた良太は頭を抱えることに……R18。ちょっと夏を飛ばして季節は秋になりますがどうなりますやら。
■Summer Break(工藤×良太50)
夏、猛暑、の中、青山プロダクションの社員や家族ご一行様は、親睦会を兼ねて軽井沢で休暇を楽しみます。 アスカが花火が見たい、とごねたのが発端で、青山プロダクションの今年の親睦会は軽井沢で開催することになったのだが、花火大会は旧盆の真っただ中。工藤の文句もなんのそのと帰省ラッシュや人ごみに突入するしかなかった。
「春雷」の後になります。
春の陽ざしが青山プロダクションのオフィスにも降り注いでいる。社長の工藤は出張中だが、軽井沢の平造から届い宅配便には手作りのジャムや蕎麦、ワサビなどが入っていて、鈴木さんや森村も喜んで、美味しいパンを買って来て食べようなどと和やかな時間が過ぎていく。そろそろ裏庭の花も見頃だという話になり、東京もまた花の季節を迎えていた。……R18
「花さそう」の後になります。
早朝からドラマのロケの撮影があるというのに、夜中に工藤に強襲された良太は、出がけに鏡を見て首筋に痕を見つけると、とっくに出かけてしまった工藤に文句を言った。朝イチの新幹線で大阪に向い、週末はそのまま関西空港からCMプロジェクトのためにオーストラリアに発ってしまう工藤のことを思えば、文句も尻すぼみではあるが、その夜、東京に研修に来る妹の亜弓とあうのに、そんな痕など見つけられてはたまったものではない。……R18
「春立つ風に」の後になります。
昨年も参加した京助主催の軽井沢でのスキー合宿に、今年も良太やアスカ、秋山をはじめ、小笠原や森村のみならず、珍しく工藤までが参加すると言い出し、青山プロダクション一行は車数台で金曜の夕方東京を出発した。工藤が参加を決めたのは、良太と親しい人気俳優宇都宮も参加すると言い出したからだ。去年は沢村と佐々木のことでちょっとしたセンセーショナルな一件があったが、今年は軽井沢にある工藤の別荘を管理している平造の誕生日イベントを翌日行うことにしているし、何ごともなく無事終わればいいのだが、良太は何やら起こりそうな予感がして……R18
■春立つ風に(工藤と良太46)
「寒に入り」の後になります。 ………。(R18)
★下記同人誌は、リンクする他作品との兼ね合い、時系列等に合わせて割と修正し、冊子としてまとめました。(R18)

●お前にだけ狂想曲9
風そよぐ(工藤と良太36)
■工藤×良太総集編9です。
ドラマ『からくれないに』に出演が決まった人気上昇中の俳優本谷を、何かにつけて工藤が気にかけているのに気付き、良太は心穏やかではない。

●お前にだけ狂想曲8
夢のつづき・花びらながれ・花を追い
■工藤×良太総集編8
ただでさえ仕事中毒のように国内国外飛び回っている工藤だが、山野辺がまた妙に絡む様子が普通ではないし、工藤もこそこそ誰かに会っている。不穏な空気を感じて良太は心配が絶えないのだが………(夢のつづき)

●お前にだけ狂想曲7
バレンタインバトル・いつかそんな夜が明けても・ある日の午後・逢いたい・月の光が静かにそそぐ
■工藤×良太総集編7
仕事に追われる良太だが、事務所に人気俳優宛のバレンタインギフトを整理するのも一仕事だ。問題は工藤に送られてくるギフトだった。(バレンタインバトル)

大学まで野球一直線で生きてきて四年になり、卒業後は父親の整備工場をやればいいと就活もしていなかった広瀬良太は、父親の保証人倒れにより家も工場もとりあげられ、一家離散で債権者に追われることとなる。そんな良太が、破格の給料が提示された会社に面接に訪れると、現れた社長の工藤は反社会組織中山会の組長の甥と名乗った。かつて鬼の工藤と呼ばれた敏腕プロデューサー工藤といきなり業界に飛び込んだ直球少年良太の出会いからのエピソードです。
※お前にだけ狂想曲1-5 は再編中です。
下記は、再編前の既刊になります。
■お前にだけ狂想曲1(工藤と良太1~5) 工藤と良太の出会いからのエピソードです。
・1 お前の夢で眠ろうか ・2 やさしい春 ・3 お前にだけ狂想曲 ・4 vacances ・4.2 cat&dog ・4.3 BUON VIAGGIO! ・5 Moon Light
■お前にだけ狂想曲2、追加修正し冊子としてご紹介しています。
・6 Winter Time ・7 清 風 ・8 Dangerrous Night ・9 静かな夜には
・9.1 Stand by …(未) ・10 夏休み ・11 ひとことでいいから ・12 春の夜の
■お前にだけ狂想曲3、追加修正し冊子としてご紹介しています。
・13 夢ばかりなる ・14 願いごと ・14.2 花の宴 ・14.3 上弦の月
・15 BLUE MOON ・16 Isla De Pinos ・17 ぶなの森 ・18 ほんの少し届かない
■お前にだけ狂想曲4、追加修正し冊子としてご紹介しています。
・18.1 勝手にしやがれ ・18.2 明かりが灯るころ ・19 雪のデカダンス ・19.2 限りなく傲慢なキス ・19.4 バレンタインバトル(未) ・20 いつかそんな夜が明けても ・20.2 ある日の午後 ・20.3 逢いたい
■主な登場人物
(※数字は年齢ですが、話によって違うので目安です)

■工藤高広
43 青山プロダクシヨン杜長。冷酷非情といわれたクールガイ。190近い長身、鍛えられた体躯。広域暴力団中山会現組長の甥というダークな生い立ちで、ヤクザを嫌う。

■広瀬良太
28 青山プロダクション社長秘書兼プロデューサ兼運転手。T大法学部卒、野球部エース。一直線な性格。工藤に怒鳴られつつも負けず嫌いで打たれ強い。

■小林千雪
33 ミステリー作家。T大法学部研究室助教。黒縁眼鏡でダサいオヤジと知られるがその実超美形。警察に協力して難事件を解決したことから、巷では名探偵と呼ばれ、相方の綾小路京助とともに知られる。

■綾小路京助
36 イケメン御曹司、モテ男。傲慢な正義感。千雪の恋人。T大法医学部研究室助教。面倒見がいい。

■佐々木周平
34 業界関連のデザインを手掛ける美貌の天才クリエイター。

■沢村智弘
28 関西タイガースの天才スラッガー。球界きってのイケメン。キッズリーグの頃からの良太のライバル。
・中川アスカ 29 青山プロダクション所属女優、モデル。勝気で我侭だが結構正義感。クォーターで4分の一が日本人。
・下柳幸一郎 44 ディレクター、フリー。工藤のMBC入社時からの悪友。穏やかでやさしい。
・藤堂義行 35 代理店プラグイン社員。甘いマスク、長身でスマート。切れ者だが、お茶目。良太を気に入っている。
・秋山史哉 36 アスカのマネージャー。切れ者の元エリート商社マン。ある事件で冤罪を着せられたことがきっかけで、青山プロダクション入社。クールなイケメン 元商社マン。
・山内ひとみ 42 大物美人女優。以前工藤と付き合っていたが、今では悪友。
・鈴木春江 庶務から経理までこなし、面倒見がいい。一見ただの品のいい女性だが、ちょっとやそっとでは動じない青山プロダクションの要。
・大塚平造 元中山会組員で工藤の曽祖父母亡き後、ずっと工藤の面倒を見てきた老獪
・小田和義 43 弁護士。青山プロダクション顧問。工藤の大学時代からの同窓で友人。真面目。